1957年に商店街の活性化を目的に始まった「東京高円寺阿波おどり」は、今や全国にその名が知られる都内最大級の夏祭りです。徳島発祥の阿波おどりをベースにしつつ、杉並の文化として独自の進化を遂げ、2025年で第66回を迎えます。前年実績では161連もの踊り手グループが参加し、2日間で約94万人の観客を魅了しました。その迫力と華やかさは、日本三大阿波おどりのひとつに数えられるほどです。
【2025】全国の「阿波おどり」16選 親子に人気の祭り&穴場イベントも | いこーよとりっぷ
開催概要|第66回東京高円寺阿波おどり
- 開催日:2025年8月23日(土)・24日(日)
- 時間:17:00〜20:00
- 会場:JR高円寺駅・東京メトロ新高円寺駅周辺の商店街および高南通りに設けられた8つの演舞場
会場は駅を出た瞬間から祭りムード一色。商店街アーケードには色とりどりの提灯やのぼりが掲げられ、太鼓や笛の音が響き渡ります。開催時間が近づくと歩道は観客で埋まり、期待感と熱気が街全体を包み込みます。
アクセス情報
会場地図
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-48-2
当日は周辺道路で交通規制が行われるため、車での来場はほぼ不可能。公共交通機関の利用が必須です。混雑のピークを避けたい方は、JR阿佐ヶ谷駅や東京メトロ東高円寺駅から徒歩で向かうルートもおすすめ。小さなお子様連れや年配の方は、比較的人が少ない新高円寺駅側からの入場が快適です。会場周辺には休憩スポットやコンビニも多く、観覧の合間の立ち寄りにも困りません。
イベントの見どころ

躍動感あふれる踊りと掛け声
夕暮れとともに街は熱気に包まれ、揃いの浴衣や法被をまとった踊り手が提灯を掲げながら登場。三味線、太鼓、鉦(かね)などの生演奏が響き渡り、「ヤットサー」「ヤットヤット」の掛け声が沿道を盛り上げます。観客も自然と手拍子を合わせ、一体感が生まれる瞬間です。
多彩な連の演舞
参加する連は、徳島から招かれた本場の連や、地元の学生・企業連など実に多彩。軽快で華やかな「女踊り」、力強くダイナミックな「男踊り」、子どもたちが可憐に舞う「子ども踊り」など、同じ阿波おどりでも個性豊かな表現を楽しめます。
街全体が祭り会場に
高円寺の商店街は演舞場ごとに異なる雰囲気を持ち、観客は歩きながら複数の演舞を見比べられます。駅前の賑やかなステージから、路地裏のアットホームな空間まで、場所によって味わえる熱気や距離感が変わるのも魅力です。
地元グルメと屋台
高円寺阿波おどりは、食の楽しみも外せません。定番の焼きそばやかき氷、焼き鳥に加え、高円寺らしい多国籍料理やクラフトビールのブースも多数。地元商店や飲食店もこの日のために特別メニューを用意しており、食べ歩きしながら祭りを楽しめます。
東京高円寺阿波おどりは、踊る人と見る人が一体となって楽しめる、日本屈指の参加型夏祭りです。徳島の伝統と東京の都市文化が融合し、街全体が舞台となる2日間は、まさに夏のフィナーレを飾るにふさわしい時間。
家族や友人、観光客も地元の人も、熱気と笑顔に包まれる高円寺の夜をぜひ体験してみてください。
高円寺阿波おどりをもっと楽しむためのコツ
- 早めに場所取りする:人気の演舞場は開始30分前から混み始めるため、1時間前の移動がおすすめ。
- 移動ルートを事前に決める:8か所ある演舞場の雰囲気や特色を事前にチェック。
- 夜景と踊りを撮影する:提灯や照明に照らされた夜の踊りは写真映え抜群。
- アクセスルートを工夫する:混雑回避には、新高円寺駅(徒歩5分)や阿佐ヶ谷駅(徒歩15分)からのアプローチが有効。
これらのポイントを意識して動けば、観覧の満足度は格段にアップします。早めに到着して好みの観覧スポットを押さえ、演舞場ごとの個性を味わいながら回れば、より濃密な時間が過ごせます。夜の提灯に照らされた踊り子たちの姿は、まさに夏のクライマックス。アクセス方法や混雑回避策も押さえて、快適で思い出深い高円寺の夜を満喫しましょう。
イベント情報
イベント内容は予告なく変更される場合があります。最新情報は公式サイトやSNSでご確認ください。
ホームページ
第66回 東京高円寺阿波おどり開催のお知らせ | 高円寺純情商店街
第66回東京高円寺阿波おどり(2025年8月23日~24日 高円寺駅周辺ほか) | 東京フェスタ・イベント情報
イベントの様子(参考)
イベントの様子をYouTubeで見る