千葉県松戸市に、その一杯を求めて全国から人が集まる、もはや「聖地」とも呼べるラーメン店があります。その名は「中華蕎麦 とみ田」。数々の受賞歴を誇り、日本のつけ麺界を牽引し続けるこの店は、単なる人気店という言葉では片付けられない、松戸市民が誇るべきソウルフードの象徴です。
なぜ「とみ田」はこれほどまでに人々を魅了するのか?この記事では、その誕生の歴史、スープと麺への究極のこだわり、そして実際に味わうための方法まで、徹底的に深掘りしていきます。
「ラーメンの神様」への憧れから始まった物語
「とみ田」の歴史は、店主・富田治氏が「ラーメンの神様」と称された「東池袋大勝軒」創業者・山岸一雄氏に憧れたことから始まります。
山岸氏の弟子・田代浩二氏のもとで修行を積んだ富田氏は、2006年6月に千葉県松戸市で「中華蕎麦 とみ田」を開業しました。
開業直後から行列が絶えず、2007年には「東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー(TRY)」で魚介豚骨部門1位を受賞。その後もつけ麺イベント「大つけ麺博」での三連覇など、業界を代表する存在へと躍進しました。
一杯へのこだわり。スープと麺の秘密
魂のスープ:濃厚豚骨魚介
スープは、大量の豚骨をじっくり煮出して旨味を抽出した濃厚な豚骨ベースに、煮干しや鯖節、宗田節などの魚介出汁を重ね合わせた豚骨魚介スープ。
旨味の奥行きと芳醇な香りが広がりながらも、後味は重くならずキレがあるのが特徴です。使用する食材は常に見直し、試行錯誤を重ねながら日々進化を続けています。
命の麺:国産小麦が香る自家製極太麺
麺は、国産小麦「心の味」「鳳麟」「跳粘」など数種類を独自にブレンド。店内の製麺室で毎朝打たれる極太ストレート麺は、噛むたびに小麦の甘みが広がり、濃厚スープと抜群の相性を誇ります。
ツルツルとした喉ごしと力強いコシを兼ね備えた麺は、スープと共に「とみ田」のつけ麺を唯一無二の存在にしています。
「とみ田」を味わうには?整理券入手から実食まで
松戸本店で食事をするには、整理券または事前予約が必要です。
食券の入手方法
- 前日:朝8:00~販売開始
詳細は下記をご覧ください!
『初めて訪問する方は注意してください、整理券が必要です。』by おひろすきー : 中華蕎麦 とみ田 – 松戸/ラーメン [食べログ]
Web予約(OMAKASE)
- 毎週火曜日12:30に予約受付スタート
- 手数料:1席あたり390円(税込)
- 事前決済で待ち時間ゼロ、並ばず入店可能です
店舗情報
項目 | 詳細 |
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店舗名 | 中華蕎麦 とみ田 |
住所 | 千葉県松戸市松戸1339 高橋ビル |
アクセス | JR常磐線・新京成線「松戸駅」東口より徒歩5分 |
営業時間 | 10:00~15:00(売り切れ。満席になり次第終了) |
定休日 | 水曜日 |
公式サイト | 中華蕎麦とみ田 |
参考動画


まとめ
一杯のつけ麺に人生を懸ける富田治氏。その情熱と探求心が生み出す一杯は、単なる食事ではなく「感動体験」と呼ぶにふさわしい存在です。
松戸が世界に誇るソウルフード「とみ田」。少し早起きして整理券を手に入れ、あなたも聖地で究極の一杯を味わってみませんか?その先には、きっと忘れられない食の記憶が待っています。